薪能

d0142043_16351627.jpg
私が住む岡崎市には全国初の市立の
能楽堂があります。
テレビや映画などにも活躍されていた
能楽師 故・観世栄夫氏が監修した
総ヒノキづくり・平屋建て・銅板葺きの屋根の立派なもので、かがり火も常設されています。
岡崎出身の徳川家康がこよなく能を愛したこともあり平成元年に建てられたとのことです。

そんな能楽堂で・・
先日の土曜日に職場の同僚のかたと、『薪能』を楽しんできました。
あんまり人は来ないのかと思いきや、
300席満席という人気ように驚いてしまいました。
まぁ、ご年配の方が大半でしたけどね。

『薪能』(たきぎのう)は
夏の夜に能舞台のまわりにかがり火を焚いて行われる能のこと。
薪の宴の能という意味があるそうです。
調べると、起源は平安時代の中期にまでさかのぼり
奈良の興福寺で行われたのが最初なんですって。
随分と歴史があるのですね。

さて、今回の演目は『野宮』(ののみや)。
今年は源氏物語が宮中で読まれて、1000年目にあたるそうで
源氏物語・第10帖 “賢木”(さかき)をベースにして
死してなお、源氏を思うばかり成仏できない六条の御息所の霊が
源氏に最後にあった9/7、思い出の嵯峨野の野宮に現れ
ちょうどその日に、この宮を訪れた旅の僧に切々と思いを語る・・・というお話です。
源氏物語の現代語訳を読破せずとも
漫画“あさきゆめみし”を読まれたことがある方なら充分理解できる内容です。

私自身、能を観るのは初めてで
かつて、歌舞伎で大船を漕いだこともあり
最後まで違う世界にいくことなく観れるのか・・・
とても心配でしたが、事前の予習と、持ち込んだ資料
そして、当日の丁寧な前説のお陰で
2時間強と長い演目ではありましたが、楽しむことができました。
かがり火が焚かれた幽玄な世界での能は
優美な平安の世にタイムスリップしたようで、なかなか味わえない世界感でした。
日本人なら一度は味わっていただきたいなと思います。


続いて、バラ日記。

d0142043_164941.jpg
イングリッシュローズ
“ザ・プリンス”


1990年作出。
花色は深いクリムズンから咲き終わりには紫を帯びてきます。
強いバラらしい香りです。
背丈も大きくならないし、四季咲き性も強いので鉢植えにむいています。

d0142043_16491848.jpg
つるばら 
“バタースコッチ”


キャラメル色といったらいいのか・・
独特の色あいで咲き始め、フェードアウトしてベージュになっていきます。
香りはほとんどありません。
我が家のバタースコッチ・・
幹にテッポウ虫に入られてしまって、息も絶え絶えであろうに
数輪ですが花をみせてくれました。
バラの生命力の強さを感ぜずにはいられません。
上手く処置がいって復活してくれたらいいのだけど・・・


d0142043_16494396.jpg

イングリッシュローズ
“ヘリテージ”

1984年作出の古い品種。訳すと“遺産”です。
花弁のこの巻き巻きがいいでしょ♪
ソフトピンクのカップ咲きの花はコロコロとしてとても可愛らしいのですが・・・
花持ちの悪さは天下一品!
咲いた翌日にはハラハラと散るほどですが
そんな欠点をも打ち消すくらいよく花をつけます。
地植えにすると大きくなりますが、鉢植えにして高さをコントロールすることは可能です。
香りはミルラの香りだそうな。
よくわかんないけど・・・いい香りがします。
[PR]
by fleurdefleur | 2008-05-19 16:44 | 薔薇&ガーデニング
<< おもてなし下手 かきつばた >>